セミナー詳細

読書会「少女は本を読んで大人になる」 林芙美子『放浪記』 ゲスト:湯山玲子(著述家、ディレクター)


人は本を読んで未知の世界を知る――新しい経験への扉を開く、かつて読んだ本、読みそこなってしまった本、いつかは読みたい本。少女が大人になる過程で読んでほしい古典的名作を、多彩なゲストと共に読むシリーズ。今回は林芙美子の『放浪記』を取り上げます。

『放浪記』は、第一次世界大戦後、生きていくことに精一杯だった貧しい時代に、作家の林芙美子が雑記帳をもとにまとめた自叙伝的小説です。家族である母と養父の生活を支え、いくつもの恋愛を重ねながら、厳しい日常に正面からぶつかって生きていく、そんな林芙美子の文章を読んでいると、不思議と勇気さえ湧いてきます。女性の自立とそこから生まれる表現の自由という強さ。貧しい生活のなかでも、食欲に素直に、性欲を包み隠さずに生きていく林芙美子の姿は、今の時代を生きる女性の恋愛観にどう映るでしょうか? 今回は、『女装する女』や『四十路越え』の著者で、近著に『ベルばら手帖 マンガの金字塔をオトナ読み』がある、著述家でディレクターの湯山玲子さんをゲストにお迎えし、現代の恋愛論に絡めながら、『放浪記』を新しい視点で読み進めていきます。女性はもちろん、男性の参加もお待ちしています!

取り上げる本:林芙美子『放浪記』(新潮文庫ほか)

【以下、湯山玲子さんからのメッセージ】
湯山です。
読書会のネタに取り上げたのは『放浪記』。林芙美子の代表作ですが、多くの名作のように本当に読んだことがある人は少ないのではないか? という小説です。故森光子が舞台の上で老境にもかかわらずでんぐり返しをする、その舞台化のイメージが強烈で、なんだか、お腹いっぱいになった気でいるのがもったいないほど、この作品は、今の女性たちに多くの共感をもたらします。それどころか、我々の状況が彼女ほど貧乏ではないだけに、今を生きる女性の「不安と恐怖」の方が、読み手の感覚の中に立ち上がってくると言う、まるで、木霊のようなテキストと言えそうです。
読書会なので是非、読んできていただきたいのですが、事前レクチャーとして参加なさっても大歓迎。
余力のある方は『林芙美子紀行集 下駄で歩いた巴里』(岩波文庫)も是非。

  • 出演

    湯山玲子(著述家、ディレクター)

  • 日時

    2013年10月18日(金) 19:00-21:00 ※終了しました

  • 会場

    クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F)

  • 定員

    30名

  • 会費

    一般3,500円 クラブヒルサイド会員/学生2,500円(事前振込)
    ※ミニサンドウィッチ、紅茶付

  • メール予約

    氏名、連絡先、参加人数を明記の上、「10/18読書会参加希望」の件名でE-MAILを送信してください。折り返し、予約確認メールをお送りいたします。(要予約)

  • 共催

    スティルウォーター

  • 協力

    代官山蔦屋書店

湯山玲子 プロフィール
出版、広告の分野でクリエイティブ・ディレクター、プランナー、プロデューサーとして活動。同時に評論、エッセイストとしても著作活動を行っており、特に女性誌等のメディアにおいては、コメンテーターとしての登場多数。現場主義をモットーに、クラブカルチャー、映画、音楽、食、ファッション等、文化全般を広くそしてディープに横断する独特の視点には、ファンが多い。 メディア、アート、表現文化ジャンルにおける、幅広いネットワークを生かして、近年は、PR、企業のコンサルティングも多く手がけている。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舎文庫)、『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、『ビッチの触りかた』(飛鳥新社)など。近著に『ベルばら手帖 マンガの金字塔をオトナ読み』(マガジンハウス)がある。自らが寿司を握るユニット「美人寿司」を主催し世界を回る。(有)ホウ71取締役。日本大学藝術学部文藝学科非常勤講師。

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