セミナー&イベントレポート詳細

ヒルサイドテラスの“住人”たち Part3 レポート 第3回 「僕はこうして音楽家になった」 渋谷慶一郎

2012年6月8日(金) ヒルサイドプラザ

 デザイン、ネットワークテクノロジー、映像などの多様なクリエーターを擁したレーベルを自ら立ち上げ、ご自身の活動内容もコンサート、サウンド・インスタレーション、プロデュースなどと多岐にわたる音楽家の渋谷慶一郎さん。常に精力的に活動を展開し続ける渋谷さんに、音楽と人生について語っていただきました。

Keiichiro Shibuya

 ピアノの演奏で幕を開けた今回のセミナー。演奏が始まると、会場は一気に渋谷さんの世界に引き込まれます。ビル・エヴァンス『My foolish heart』、ジョビン『Luiza』の2曲を弾いていただいた後、聞き手に文筆家の阿久根佐和子さんをお迎えして渋谷さんのお話は始まりました。

渋谷慶一郎

 幼少期のピアノとの出会いから、音楽の道に進もうと思われたキッカケなど、今まで余り知られることのなかった渋谷さんの過去が語られていきます。大学進学の際「なぜ作曲科を選んだのか。」という質問に「一番難しいことに挑戦したかった。」というお答え。渋谷さんらしい印象に残る言葉でした。

Keiichiro Shibuya

 大学入学後、音楽家の高橋悠治さんとご一緒に活動されたお話では、手作りした音源がCDショップの現代音楽1位になったというエピソードも。在学中からアレンジやプロデュースの仕事をされていた渋谷さんが、ピアノからコンピューターに移行された経緯や、大きな存在である奥様との出会いと別れ、それによってレーベル設立やピアノへの回帰などの大きな変化があったことなども、赤裸々に語られていきます。現在もインスタレーションなどの活動をご一緒にされている池上高志さんとの出会いによって「コンピューターで自分の音楽が出来るようになった。」と渋谷さん。インスタレーションについては、「音楽家にとって総合芸術であり、現代のオペラだと思う。」と語られました。

「人から何かを得たら、こちらも与えなくてはいけない。ギブ&テイクが大切。」「何をやっても自分の仕事。あえて仕事の幅を広げていく。」などと渋谷さんの要となるような言葉もお聞きすることができました。

 その後、再びピアノでドビュッシー『アラベスク』、ご自身の『サクリファイス』を演奏していただき、会場は感動に包まれました。
 ご用意いただいたCDはすぐに完売し、サイン会では渋谷さんがひとりひとりとじっくりお話されるなど、大いに盛り上がりセミナーは終了しました。

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