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ヒルサイドテラスの“住人”たち Part3 レポート 第1回 「映画プロデューサーという仕事」 阿部秀司

2012年4月26日(木) ヒルサイドバンケット

 1年ぶりに再開された「住人シリーズ」は、トップバッターとして、日本を代表する映像制作会社「ROBOT」の創業者であり、映画プロデューサーとして数々のヒット作を送り出してきた阿部秀司さんをお迎えしました。邦画が長い低迷期に入り始めた頃に、あえて映画の道に入られた阿部さんの、映画への愛と情熱があふれるお話をおうかがいすることができました。

阿部秀司

 映画産業がどのような仕組みによって成立しているのか、アメリカの映画産業と日本の映画産業の構造的な違い、圧倒的なハリウッド映画の興行力に対して、それでも日本映画が世界の映画市場に打って出る可能性はあるのか、など興味深いお話が続きました。

 阿部さんはまた、最初の映画「Love Letter」で岩井俊二監督を、「ALWAYS三丁目の夕日」で山﨑貴監督を、「踊る大捜査線 THE MOVIE」で本広克行監督を世に送り出すなど、若く優れた才能を見出すことでも知られています。お話をうかがいながら、随所に垣間見えるあたたかで優しいお人柄こそが、こうした若い世代を応援しようというお気持ちにつながり、彼らの活躍の場をつくりだしているのだということがよくわかりました。

阿部秀司

 「映画とは体験である」と語る阿部さん。映画館での2時間は、お茶の間のテレビモニターでDVDを楽しむこととは決定的に違います。映画館に行くとは、それ自体が能動的な文化的行為であり、そうした私たちのあり様が日本の映画を支えることになるのです。阿部さんのお話から、「映画館に行こう」と強く思いました。

現在は次回作を準備中とのこと。「手のひらに未来がある」子どもたちのためにも、団塊の世代のためにも、ますます素晴らしい映画をつくっていただきたい、心から応援したいと思うセミナーでした。

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